KMLAセンサー

専門知識がなくても危険察知が可能な鋼材用センサー
NETIS登録製品(KT-220135-A)

本センサーは磁石にてH形鋼等の鋼材に設置することにより、鋼材に発生するひずみの変化を光のアラームで知らせるものです。
施工中の現場の仮設部材に設置することにより、想定外の力が仮設部材に導入された場合に危険を目視できます。
従来の計測工と異なり、ひずみゲージの設置やデータロガー等による計測が必要なく容易に設置が可能で光のアラームにより専門的な知識がなくても危険性を察知できるものです。工事現場での安全の見える化に寄与するセンサーです。

KMLAセンサー:正面

KMLAセンサー:側面

測定項目 ひずみゲージ(1ゲージ法3線式 120Ω) 温度
測定範囲 ±20,000×10⁻⁶st -40~125℃
分解能 1×10⁻⁶st 0.1℃
確度 ±0.125%F.S※1 MAX:±2℃/0~70℃ ±4℃/-40~125℃※2
測定サンプリング 1回/1秒
検出器駆動電源 定電圧
閾値(絶対値) 1段階
設定範囲:0~900×10⁻⁶st 100×10⁻⁶st単位
LED発光色 警報LED(赤) 点灯:閾値以上
状態確認用LED(緑) 点灯(1回/10秒):閾値未満(動作確認用)
点灯:初期値設定モード
防塵・防滴 IP65(USBケーブル取り出し口を除く)
外形寸法 W100×H150×D70mm(突起部除く)

※1:感度部(ひずみゲージ)は含まず
※2:温度ICの仕様

  • センサーの測定範囲と精度
    • 一般的な鋼材(SS400)の降伏程度まで
      圧縮部材にも引張部材にも適用可能
    • センサーの精度:圧縮部材の±5%程度
  • センサーの性能確認試験
    ひずみゲージを貼付したH形鋼にセンサーを設置し、鋼材に軸力を加えた状態で存置し、軸力と温度の変化に対するひずみの変化を比較しました。
    グラフ1はその結果で、センサーの計測値が鋼材のひずみと良好に一致していることが確認できます。また、写真は現場の切梁で行ったKMLAセンサーの実証実験の状況です。

    グラフ1:センサーの実証実験結果

  •  特長
    • 専門的な知識を必要とせず、安全の見える化に寄与できます。
    • センサー本体を磁石により鋼材に取り付けるだけで、容易にひずみの変化が分かります。
    • ひずみゲージやデータロガー等の計測工の費用が節約でき安価です。
    • 0セットの機能と警告するひずみを100µ毎に自由にセットできる機能を有すため、センサー設置後のひずみの変化を数値で確認できます。
    • 鋼材の設置前からセンサーを取り付けておけば、施工中の現有ひずみが計測可能です。
    • データ保存機能を有したタイプもあります。
  • 適用箇所
    • 開削工事の山留工
    • トンネル工事の支保工
    • その他、鋼材のひずみの変化を測定したい箇所

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