床レベル精度計測技術

床レベル精度の計測、報告を簡単に迅速に

床レベル精度を測定し報告を求められた際、倉庫などの巨大な面積では相当な労力となります。
一般的に用いられるオートレベルやトータルステーションでの計測では3mピッチ程度のまばらな計測となり、範囲の特定などで明確性が劣ります。

最近では、3Dレーザースキャナでの計測を利用し、コンタ―図での表示など説得力のある報告が可能ですが点群の処理に専用ソフトが必要で外注すると高額になってしまいます。

そこで専用ソフトを使用せず、Excelを利用することにより、いつでも、どこでも、誰でも「床レベル数値表」や「コンタ―図」を出力できるシステムを開発しました。

  • 特長
    • 施工後の床面において、短時間で大規模な面積の不陸状況が確認可能となります。
    • 不陸状況をExcelでコンタ―図化することで、関係者が把握しやすくなります。
    • Excelは一般的に標準装備されたソフトなので、いつでも、どこでも、どなたでも、データ処理と閲覧ができます。
  • 従来技術との比較
    比較項目 従来の計測方法 提案する計測方法
    使用機材 オートレベル、トータルステーション 3Dレーザースキャナー
    計測時間 オートレベル:70分
    トータルステーション:30分
    40分
    計測人工 2名で実施 1名で実施
    計測点数 150点 6000万点
  • 適用状況
    • 倉庫の現場での3Dレーザースキャナーによる床レベル点群データ計測状況

      倉庫計測状況

    • 取得した点群の床面だけを抽出
      点群データからXYZ座標値を持ったファイルで出力する。
      ※点群処理ソフトで表示した点群データ(1500㎡程度:スキャン4回分)

      床レベル点群データ

    • エクセルで作成したコンタ―図
      柱や壁などの不要データを削除、修正したコンタ―図や数値表を出力する。コンタ―図はスキャン終了から約20分、数値表はコンタ―図作成から1分程度で出力できます。

      エクセルで作成したコンタ―図

      床レベル数値表(3mピッチまで間引き表示)

      3Dレーザースキャナーで、短時間で広範囲を精密に計測し、点群処理の専用ソフトが不要で、エクセルにて、いつでも、どこでも、誰でも「床レベル数値表」や「コンタ―図」を出力できるファテックの「床レベル精度計測技術」をご利用ください。

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