効率的な硬質岩盤の機械掘削を可能とした LSカッター工法は、硬質岩盤を機械掘削でも効率的に施工できます。 また掘削時の振動・騒音を低減する割岩工法に必要なスリット形成を容易にし、低コストで行えるようにした独自の連続穿孔機です。 |
- 特長
- 通常の穿孔作業の繰り返しで簡単にスリットが構築できます。
- 案内ガイドにより穿孔方向を矯正するため、正確なスリットを穿孔できます。
- 通常使用しているジャンボ等のドリフターやガイドシェル等をそのまま流用できます。
- 従来技術との比較
- 従来のスリット造成機は、穿孔する孔は隣接する先行孔の一部分とラップしたスリット形成方式です。このため、1回の穿孔動作でできるスリット長は穿孔径からラップ長さを差し引いた長さとなります。本工法によるスリット長さは先行径+孔間と従来の方法よりも長くすることが可能となり、スリット形成時間の短縮、施工の効率化を図ることができます。
- 本システムは、先行する孔にガイドパイプを挿入、平行して穿孔しながら孔間をリニアガイドで破砕してスリット造成する独自方式を採用しています。この装置は、トンネル現場で一般的に使用されているジャンボ(削岩機)のガイドセル先端に安価な冶具を簡単に取付けることが可能なため、特別な専用機を使わずにスリットを形成することができます。
- ジャンボ(削岩機)ガイドセル先端への取付状況
- 施工状況
- 主な施工実績
- 県道塩田一ノ宮線バイパスよいたいトンネル工事[兵庫県]
- 佐賀497号山彦トンネル新設工事[ 国土交通省 九州地方整備局 ]
- 徳山(発)新設工事の内土木本工事第1工区工事[中部電力(株)]
- 那智勝浦道路市屋第二トンネル工事[国土交通省 近畿地方整備局]
- 八鹿日高道路三谷トンネル(北側)工事[国土交通省 近畿地方整備局]